なぜ小規模サイトがSEO・LLMOに不向きなのか
2025年12月23日
ホームページの運営でアクセス数を伸ばしたり集客を行う場合、SEO対策は必須になります。
今はAI検索対策のLLMOやAIOも必須ですね。
そこでよくご質問をいただくのが「小規模サイトではSEO対策は行えないの?」ということです。
これに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
小規模サイトより大規模サイトの方がSEOに有利な理由
大前提として地域名+業種名だけがSEOではない
SEOというと地域名+業種名で上位表示させることと思っている方も多いのですが、実はそうではなく様々なキーワードで上位表示させることが可能なのです。
しかも検索結果はトップページ以外の下層ページも表示させるので、ページごとにSEOを行うことができるのです。
大規模サイトはどちらかというとトップページ以外のページを上位表示させて集客に結びつけているところが多いのです。
サイト規模が大きいと専門性が高められ、Google・ユーザー両方から信頼を得られる
下層ページをたくさん作ることで専門性を高めることができます。
SEOはサイト全体のテーマにあわせて行うので、その専門性の高いコンテンツを多数掲載することで「このサイトは〇〇の専門サイト」とGoogleが認識しやすくなります。
もちろんコンテンツだけでは判断されませんが、これは基礎中の基礎となります。
SEOの基礎として「ユーザーの意図に応える内容」のページにする必要があるので、ユーザーが知りたいことや困っている・悩んでいることをテーマごとにページに起こして、このような内容のページをたくさん掲載することでダイレクトに検索エンジンからアクセスしてもらいます。
これが10ページくらいの小規模サイトでは商品やサービス内容の説明ページのみになってしまうため、このような手法できないのです。
小規模サイトはあくまでも事業の「概要」を伝えるためのもの
10ページくらいの小規模サイトは上記のようなユーザーが知りたい内容まで掲載できないため、概要・パンフレット的な運用になってしまいます。
SEOは自社の商品やサービスを売り込むものではなく、ユーザーにとって有益な情報を伝えるものと考えることが大事なのです。
これを続けて初めてSEOから集客に結びつくのです。
大規模サイトでのSEOの実例
医療系がわかりやすいので参考にしてください。
SEOに不向きなサイト内容
構成はトップページを含めて7ページ
・トップページ
・診療内容
・診療内容-1
・診療内容-2
・診療内容-3
・医師紹介
・所在地
これでは本格的なSEOは不可となります。
SEOに効果的なサイト内容
構成はトップページを含めて36ページ
・トップページ
・診療内容
・診療内容-1
・診療内容-2
・診療内容-3
・診療内容-4
・診療内容-5
・診療内容-6
・診療内容-7
・診療内容-8
・診療内容-9
・診療内容-10
・こんな症状でお悩みではありませんか?
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・症例紹介
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・症例-2
・症例-3
・症例-4
・症例-5
・症例-6
・症例-7
・症例-8
・症例-9
・症例-10
・医師紹介
・所在地
このように症状や症例ページを多数掲載して、検索エンジンからダイレクトにこのページへアクセスしてもらいます。
もちろん各ページの内容も簡単な説明ではなく充実させる必要があります。
ここで大事になるのが「想像させること」です。
ここに行ったら自分の症状は良くなるか?治るか?と思ってもらうようにするのです。
Webを使った集客は「信頼を得ること」ですので、SEOはそのための手段のひとつなのです。
他の業種でも同じですので、自社の事業内容に置き換えて考えてみてください。